2017年03月02日

3月の言葉!「ふるさと納税」

「ふるさと納税」

 今まさに、3月15日の確定申告真っ最中です。今年の特徴はズバリ「ふるさと納税」です。
 ふるさと納税をすると納税(寄付)した自治体から証明書が発行され、確定申告書に添付しなければなりませんが、多い方はこの証明書が200枚を超える方もいらっしゃいますし、多くの方がふるさと納税をされている実態がよく分かります。
 元々、ふるさと納税は東京など税の一極集中する弊害を和らげようと始まったものです。
 高校ぐらいまでは多くの方が生まれた自治体で育ちます。しかし、働く場所は東京とか大阪とか岡山県内で言えば、岡山とか倉敷に出てゆきます。それらの人々も生まれた自治体、育ててもらった自治体の税金を使っています。小中高校の学校教育費用、医療費など様々な行政サービスは生まれ育った自治体の税金で行われます。
 しかし、働く街は生まれ育った自治体ではなく都会ですから、当然納める税金も都会に入ります。都会の自治体は税収を得ますが、自分が生まれ育った自治体には税収が入りません。そこで、考えられた制度がふるさと納税です。
 今は都会に住んでいても自分を育んでくれたふるさとに自分の意思でいくらかでも納税できる制度として始まりました。いわば生まれ育った街への恩返しです。安倍内閣の地方創生、地方を元氣にという政策の一端でもあります。
 「ふるさと納税」と言っても実際は都道府県、市町村への寄付です。こんな崇高な理念の元、始まった「ふるさと納税」も大きく姿を変えているようです。
 その原因の一つは、寄付先の自治体は、自分が生まれ育った街でなくとも自分の意思でどの自治体でも良いということです。本来、その自治体の政策や集まった寄付金の使い道に賛同して、寄付先を決めるであろうと思われていたのですが、寄付をいただいた自治体がその寄付の御礼の品に地元の特産品などを用意していたため、その御礼の品を目当てにどんどんとこの制度が拡がってゆきました。

 どんなものがあるのか見てみると、多いのは地元の食材で特に人氣があるのはが肉類です。
  寄付1万円の御礼の品として、
   佐賀県嬉野市 佐賀牛切りおとし1s
   宮崎県都城市 大万吉豚4sセット
   山形県新庄市 新庄米20s
   山形県東根市 さくらんぼ1s
   高知市四万十町 うなぎ蒲焼3本セット
   高知市奈半利町 じゃがいも10s 
  等々、お肉・野菜・酒類・地元特産品をこれでもかと送ってくれます。

 昨年のデータですが、納税ランキングでは宮崎県都城市が42億円、静岡県焼津市が38億円。
 なんと岡山県備前市が27億円で全国第5位に入っています。備前市のホームページを見てみると、なんと100万円以上の寄付をした方には山本雄一とか岡田輝とかといった有名備前焼作家の壺や水差しがいただけるようで、金額では全国第5位なのに寄付件数では10位にも入っていない謎が分かるような氣がしました。 
 ただ単なる御礼の品目当てでなく、自分の好きな街や寄付の使い道に賛同して、又、災害支援などでふるさと納税をされている方も大勢いらっしゃいます。
 
私も昨年、笠岡の港で吐血した際、笠岡市の救急車で倉敷中央病院へ搬送されたこともあり、わずかですが、笠岡市にふるさと納税させていただきました。
 最近、GCF(ガバメントクラウドファンディング)というものもあります。GCFというのは、自治体が行うプロジェクトにふるさと納税をし資金を全国の不特定多数の方々から集めるという手法です。
例えば、広島県神石高原町では、「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクトというのがあります。犬の殺処分をゼロにする運動です。犬の殺処分をなくすため、犬の保護施設を建設したり、譲渡先を斡旋する譲渡センターを開設したり、犬の健康管理やトレーナーによるしつけなどを行ない平成24年には広島県で2,342件あった犬の殺処分をゼロにしようと活動しています。 このようなプロジェクトにふるさと納税(寄付)をするのです。

 このように様々なふるさと納税があり、又手続きも簡単、実質2,000円の負担です。
 是非、生まれ故郷に又は応援したい自治体にほんの少し税のおすそ分けをしてみてはいかがでしょうか。
 身も心もそして冷蔵庫の中もいっぱいになるかもしれません。

                 代表社員 前原 幸夫              
posted by 前原幸夫 at 16:45| 今月の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする