2019年05月01日

5月の言葉!「繋ぐ」

この本氣5月号がお手元に届くころには、もう「令和」でしょうか。

新しい時代の幕明けです。

しかし、元号が変わるのは天皇がお替わりになるからです。天皇の御世が替わるのです。そのことの方が元号が替わるより、はるかに意義深く日本国民にとって大切な意味を持ちます。

日本の国柄とでも言いますか。一言に言って日本とは…と尋ねられた時、あるいは日本の本質とは…と尋ねられた時、どう答えるのでしょうか。

日本とは海洋に囲まれ、南北に連なる国土を持ち、豊かな自然の恵があり、その恵が八百万の神々のおかげ様と感謝しつつ、自然と共生し、国民は天皇が示される高徳を汲み取り、天皇は常に国民を我が子のごとく愛し安寧を祈り、天皇と神様、国民の生活と道徳とが一体となって世界でも類を見ない3000年に亘って栄えて来た国であると。

その天皇の御世が平成31年4月30日で御退位され、翌5月1日、皇太子殿下が新しく天皇として御即位されます。その時、元号も又、平成から令和へと替わってゆきます。

30年にわたり、日本国の中心としてお勤めを果してこられた天皇陛下に、深甚なる感謝の思いを捧げるとともに、新たに皇位を継承される皇太子殿下に心よりお祝いを申し上げます。

それに伴い元号が改められます。
元号とはどんな意味を持つのでしょう。

1. 元号は国家独立のシンボル。
元号は古代中国の漢の時代(紀元前140年頃)武帝が「建元」という元号を建てたのが始まりとされ、日本では7世紀「大化」から始まります。(西暦645年)その後、約半世紀の空白はありますが、「大宝」(西暦701年)が制定されそれ以降、約1300年間一度も途絶えることなく今日まで続いています。その意味は、日本国が一貫として存在し続けた証だということです。他の国家に従属していなかったということです。元号は「世界で唯一の無形文化財」という学者もいるほどです。


2.国民統合の象徴
国内的に言えば、元号は国家統一国民統合の象徴だとも言えます。
慶応以来、天皇の御在位の間は一つの元号を用いる「一世一元」が定められました。元号が天皇の御治世と一体となり、天皇と一体となって国民の生活が繰り広げられてゆくのです。

平成元年から30年、平成の御世は平成の天皇陛下と国民が喜び悲しみの共有から成り立っています。単なる物理的な時間ではなく、文化的な時間がそこにあります。

日本人を日本人たらしめる、日本国民として統合してゆく偉大な、そして目には見えない心理的な支柱が元号です。



3.時間に祈りを込める
元号にはそれぞれ意味があります。

平成は「内平らかに外成る」
昭和は「百姓昭明にして萬邦を協和す」

という、その時代時代の目指すべき世のあり方、願いがそこに込められています。時間に祈りを込める、しかも天皇の御世によって一つの区切りをつけ、無限の時の流れを有限なものとして国民一人一人のその時の流れを自覚し、天皇陛下の願い、祈りを国民に一人一人の願い祈りとして時を刻んでゆくのです。こんな精神的にも文化的にも豊かな民族は他には存在しません。万世一系の天皇が脈々と2600年以上続いている他の国がないように。






代表社員 前原 幸夫
posted by 前原幸夫 at 00:00| 今月の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする