2020年04月01日

4月の言葉!「ビッグチャンス」

私は約30年毎月毎月この『本氣』をお届けしています。お客様もだんだん増え、私との接点が少なくなってゆく中で、なんとか少しでも繋がりを持っていたいという念いからでした。
正月だけは『本氣』は休みで、私の年頭のご挨拶をお送りしています。その年の心すべきこと、時の流行(はやり)など思いつくままに書かせていただいています。

 今、コロナウイルスが全世界に蔓延し、日本でも学校が一斉休校となり、大規模なイベントも休止、様々な会合、行事も中止となり、社会的にも経済的にも大混乱を巻き起こしている中で、今年の年頭のご挨拶をもう一度読み返してみました。年末年始にこんな状況が起こるなんぞ、全く思いもよらなかったので、今振り返ることによって、どんな一年を私が昨年末思い描いていたか、確認するためでした。

年始のご挨拶には
▶令和になり初めての正月であり、平成の「やり方」から令和は「あり方」に大転換する時代の大きな節目であること
▶この大転換期はいつ何が起きるかわからない予測不可能な時代であり、不連続の時代であること
▶従って、まさかの幅を大きくし、それに対する物(お金)の備え、行動の備え、心の備えの大きさも、大きくする必要があること。中途半端な備えでなく、徹底的な危機管理の必要があること。
▶令和はオリンピックがあり、消費税の増税もなんとかしのぎ、マイナスの金利の中、投資も旺盛であるが、決して浮つかずクライシスマネジメントに徹すること。
▶必ず朝が来ると同様に必ず夜も来る

等々、新年のご挨拶にしては少し厳しめ、少し悲観的な内容になっています。昨年までの状況は、どの会社も増収増益、それに今年は東京オリンピック。普通何も恐れない順風満帆な状態が続くと予想されていました。
しかし、何か不吉な思いが年末にふとよぎりました。こんな順風なまま、これが続くわけがない、何かある、何かが起こる。それを見越した経営が必ず必要になるとの思いでした。まさか、このコロナだとは当然想像も及んでいませんが、以下、私の現状に対する念いを記します。

▶厳しい経済状況の中、特に我々中小企業は全社一丸を貫くことです。社員は一人として首を切らない、雇用をしっかり守る、社員の生活を守ってゆくことです。賃金のカットは仕方ないかもしれません。政府も各種の助成を考えています。それらを活用して、とにかく雇用を守ることです。
▶現・預金を厚くすること。生命保険・倒産防止共済・小規模共済等々、今まで内部留保したものを現金化し、政府の対策にある返済猶予のある借入金で出来るだけ多く借り入れ、手許資金を厚くすること。
▶今がチャンスと捉え、経営管理部門を強化すること。経営には作戦を考え指示する司令部と、それを実行する実働部隊が必要です。
今この司令部、タスクフォースを早急に立ち上げ、我が社の命運を決する一大作戦を展開する必要があります。社長と数人でタスクフォースを作り、しっかり作戦を練り、それを実行部隊に指示してゆくことです。新たな発想、新たな切り口が社運を左右します。
▶より一層、夫婦仲良くすることです。良い家庭を築くことです。
笑顔が絶えない和氣あいあいとした和やかな家庭を築くことです。
今こそ家庭力の出番です。和やかな家庭こそが明日への戦闘力の源泉となります。愛の泉こそが心の飢え、いや経済的な飢えさえ癒し満たしてくれます。
▶全てを捨てることです。
「こうした一生に二度と出遭うことのない大窮地に陥った時こそ、度胸の見せ所である。一切を投げうって捨ててしまう。地位も名誉も財産も生命も」(丸山敏雄)
今までしがみついていたもの、これがなければ生きられないと思っていたもの。これが我が社の生命線だと思っていたもの、これらを全て「0」にすることです。その「0」に一つ一つ足して新しく積み上げてゆくことです。ゼロベースマネジメントです。

このウイルスに対する戦いは長期化が予想されています。東京オリンピックも延期になり、経済的にも益々縮小し悪化してゆくでしょう。
しかし、この状況をチャンスと捉えることです。
絶好のチャンスが到来したと高笑いすることです。自分の前に成功と失敗、繁栄と衰退の二本の道があるのではありません。私たちの前には道はありません。あるのは「今ここ」の場だけです。
そして、「今ここ」の状況を成功できる場、繁栄できるチャンスの時、場と把えるか「今ここ」をダメなものピンチと捉えるかだけです。
チャンスと捉えれば、「打つ手は無限」となり、ダメだと思えば打つ手は弁護士さんの所へ行き、自己破産の道しかなくなります。
一生に二度出くわすことのないチャンスが今、やってきました。
これも「ウイルス」の猛威のお陰様です。

代表社員 前原 幸夫
posted by 前原幸夫 at 14:09| 今月の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする