2020年11月02日

11月の言葉!「万華鏡」

今年5月25日 コロナによる緊急事態宣言が解除されて約半年が経とうとしています。しかし、コロナの感染は第1波、第2波そして冬場を迎え第3波の波が来ようとしています。

GoToキャンペーンで少しは賑わいを回復してはいますが、コロナが襲いかかった傷跡は深く大きく、中小企業はまだまだその回復どころか事業を継続するのがやっとという現状です。しかし、2月からの9ヶ月、私は改めて皆様方、中小企業の底力に敬意と賛辞を心よりお贈りしたいと思います。

コロナ禍を乗り切るために必死の努力を皆様方がそれぞれにされ、コロナに打ち勝つ経営をされていることを、しっかりと見させていただいております。

例えばデニムのメーカーであるA社は、いち早くデニムでマスクを製造し、これがテレビで取り上げられ一大ブームとなり、今も通販を通じて良く売れています。決して安くはありません。しかし、1枚1800円前後のマスクが良く売れているようです。

マスクと並びコロナ対策の必需品はフェイスシールドや、隣との境をするアクリル板です。工業機械の周辺機器の加工を行っているM社は、主要取引先の営業自粛により、製造がストップしてしまいました。ガランとした工場を見渡し、社長はハッと思いつきました。この設備を使ってフェイスシールドやアクリル板を作れるのではと。早速製造開始。
今では、ネームやキャラクターが入ったフェイスシールドや飲食店向けのアクリル板がコロナ対策として評判が良いそうです。

また、除菌という点に目を向けた会社もあります。家庭を訪問し、遺品整理や生前整理の需要がコロナにより激減したK社。コロナにはコロナでとばかり除菌清掃、除菌製品の販売を始めました。除菌商品の仕入には補助金も活用し、7月以降対前年比の倍以上の売上を上げているということです。

コロナで人の往来はなくなり、消費も冷え込む中、売上を継続するためには、時流に乗った新商品が必要です。






和菓子の販売を行うS社は、コロナで自粛自粛が叫ばれている今こそ、「おいしい和菓子で笑顔を咲かせたい」とわらび餅ドリンクを発表しました。タピオカの代りにわらび餅という感じですが、これが大ヒット。売上に大きく貢献してくれたとのことです。

コロナにも拘らず売上を伸ばし、経営を進めている企業は数多くあります。その特徴を書き記します。

1 コロナに勝つ コロナをチャンス化する
いつの世にも何か困ったこと、不都合なことこそが起こります。
それこそがチャンスの種、飛躍の種です。 
「必要は発明の母」と言いますが、困難な現状こそが明
るい未来を作っていくという確信がベースです。

 2 イノベーション、革新です
   何をイノベーションするか、何を革新するか、それは商品であ
り、販売方法であり、市場であり、ターゲットであり、仕入先で 
あり、製造方法であり、外注先であり、社員の意識であり組織で
す。例えば商品の革新、それは上記の通り自社の強味を再発見
し、自社の土俵の上でのイノベーションです。販売方法のイノベ  
ーション、これは必須です。お店にお客様が来てくれない常態な
らば、宅配で、個別訪問で、通信販売でSNSの有効活用でテイ 
クアウトで等々。店頭販売以外の販売方法が必要です。販売方法 
が変われば商品もリニューアルしなければなりません。
例えば、日持ちのしないものなどは冷凍冷蔵が必要になります。
事実、金沢にある押し寿司のメーカーS社は、冷凍の押し寿司を
開発し、全国に販売しています。

 3 社員の意識のイノベーション
   自粛でお客様が減少した分、人は余ります。出来るだけ少人数で事に当たらなければなりません。「社員さんの質と量」の適正化です。一人の社員さんの多能工化(一人二役、一人三役)も必要です。一人の能力アップも必要です。まさに少数精鋭!!







4 ニーズの深堀
  コロナでお客様はお困りです。このお客様の困りごとに真剣に向  
き合うこと。高齢者は感染が怖くて買い物にも行けません。マス 
クやシールドは必需品です。どこにウイルスが潜んでいるかもし 
れませんから、除菌清掃は必須です。コロナによって新しいニー 
ズ需要が生み出されています。この新しいニーズ、需要をしっか
り感じることです。この触覚こそ、このレーダーこそが未来を作 
ります。

5 高級化
   客数が減少してゆく以上、客単価を上げるしかありません。
また、高級化により沈んだ消費を高めてゆくこともできます。
Y社は回転寿司チェーン店ですが、今年一人2950円〜のメニ 
ューを発表。生のまぐろ(冷凍ではない)と自然米のお寿司が好 
評とのことです。このお店は、生まぐろの宅配、寿司職人の出張
サービスもやっています。お客様がお越しにならないなら、こち 
らから出向くことです

6 SNS、ネット、ウエブ等々の戦力強化
   コロナによりZoomとかGoogle Meetなどの活用が花盛りです。 
新しいノウハウに乗り遅れないこと、いやそれどころかいち早い  
導入活用です。どんどん新しい仕組、ノウハウが生まれています。どんどん取り入れ、動く歩道に乗っていることが大切です。

7 経営理念の再確認
   今こそ経営理念の再確認をする時です。必ずやその中に答えがあ
ります。なぜならば、この経営理念はあなたが心血を注いで作っ
たもの、あなたの命、あなたの会社の生命だからです。


コロナはまだまだこの常態が続きます。冬に向い第3波も予想されています。一層のイノベーション。これをし続けること以外に、コロナに打ち勝つ手はありません。ウイルスが千変万化するように、経営も万華鏡の如く動けば変わり、美しい紋様を作り出します。



代表社員 前原 幸夫
posted by 前原幸夫 at 11:00| 今月の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする