2018年10月01日

10月の言葉!「己を尊び人に及ぼす」


 自民党の総裁選も終り、安倍総理が3選を果しました。その是非はさておき、なぜ安倍総理は自民党の規約まで変えて3選をしたかったのでしょうか。
テレビに映る総理は時々薬のせいか顔が腫れぼったく見え、決して体調は万全とは思えません。なのになぜと思いますが、その答は多分憲法改正だと思います(もう1つあるとすれば東京オリンピックですが)。
 自分の総理総裁の時でなければ日本国憲法の改正はできないという強い信念の表れだと思います。

 日本国憲法の生い立ちについて見てみましょう。

 現行憲法は昭和21年11月3日に公布され、昭和22年5月3日に施行されています。時は真に戦後のどさくさの時。昭和20年8月15日に終戦を迎え、そしてアメリカの占領下に置かれます。昭和20年8月30日、GHQの最高司令官マッカーサーがパイプをくわえ、厚木基地に降り立ち、それから憲法の草案がアメリカ人らの手により始まります。そしてなんと昭和21年2月13日には、マッカーサー草案として憲法の草案が日本に提示されています。わずか半年にも満たない期間での草案づくりです。この時、この起草の責任者コートニー・ホイットニーは、現行憲法の戦争放棄についてこう言っています。

 「国権の発動たる戦争は廃止する。日本は紛争解決のための手段としての戦争、さらに自己の安全を保持するための手段としての戦争をも放棄する。日本はその防衛と保護を今や動かしつつある崇高な理想に委ねる。日本が陸海空軍を持つ機能は将来も与えられることはなく、交戦権が日本軍に与えられることもない」という原則のもと現行の憲法の前文及び第9条が作られています。
 日本は自国を守ることさえも許されない敗戦国だったのです。自国の平和、生命の安全は自衛のための軍隊(戦力)ではなく、世界の国々の崇高な理想、換言すれば世界の国々のお情けで守るというのです。

 これが占領下、敗戦国日本の戦後のスタートです。
敗戦後、日本は日本人が治めておらず、GHQマッカーサーの支配下です。
書籍や手紙は検閲があり、発言の自由も奪われていました。そんな中での憲法なのです。今の憲法は。
だとしたら昭和27年4月28日日本はサンフランシスコ平和条約により独立しました。独立国家となった以上その時に憲法を変えておく必要があったのです。

 1972年、沖縄が日本に返還されるまで27年間沖縄は日本ではありませんでした。
 当時、戦後の日本と同じようにアメリカ人が統活していました。占領されていたのです。通貨はドル、沖縄に行くにもパスポートが必要でした(公用語も英語にしようとしたようですがこれは実現しなかったようです)。
なんと、甲子園大会に出場する沖縄の球児たちはパスポートを持って甲子園に向かったといいます。車は右側通行、車のスピードメーターもマイル、道路標識もアメリカ仕様です。
 しかし、日本に復帰してからは円になり車も左側通行、パスポートももちろん必要ありません。
 アメリカの支配下から独立し、独立国となればアメリカ仕様ではなく日本独自の制度が必要になります。日本人が日本を統治するのですから当り前です。
占領政策の一環として作られた現行憲法を独立した後も後生大事に守ってゆかねばならないという意味が分かりません。
しかも問題のない憲法ならいいですが、戦後70年も過ぎ、問題だらけの憲法は変わっていくのが当り前です。
 もう一度言います。昭和27年4月28日日本が独立した時もう一度作り直すべきだったのです。

今、いじめや子の虐待、無差別の殺人が毎日毎日報道されています。原因は色々あるでしょうが最大の原因は自分の尊さ、すばらしさ、命の有難さの欠如ではないでしょうか。自分のことが心から好きで愛せる人でないと人を愛してはゆけないのではないでしょうか。自分の命を大切にする人こそ、人の命も大切にできます(逆に自分を粗末にする人は他人を粗末にしてしまいます)。
このことは国でも同じです。自国を愛せない人が他国を愛すことはできません。
まず、自国の文化を学び、畏敬、尊敬してこそ周りの国々にも同じ歴史、文化がそれぞれにあるのだと氣づき畏敬、尊敬するのではないでしょうか。
その国家の根本をなす憲法に国民を守るという条項が欠けているとしたら、他国のお情けで守ってもらうとしたら、そんな国を畏敬、尊敬できますか。

まず、自分の国は自分で守る。いや命をかけても守るという氣概を養い、それと同時に他国に思いを馳せ、共尊共栄の世界を作ってゆけるものと信じます。
自分を愛する者が他人を愛せ、自分の家族を愛せるものが、他人の家族を愛せ、自分の町を愛せる者が他の町を愛すことができ、自国を愛す者が他国を愛し、地球を愛する者が他の星を愛し、宇宙を愛せる者になると強く信じ、まず憲法の見直しからスタートする必要性を強く感じ、これからの論争を注視したいと思います。


代表社員 前原幸夫
posted by 前原幸夫 at 00:00| 今月の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする