2019年06月03日

6月号の言葉!「ヒカリ届けます 遥かカナタまで」

ヒカリカナタ募金いうNPO法人が岡山にあります。
これは発展途上国の盲目の子どもたちを手術により目が見えるようにしよう、そしてその手術費用を皆様からの寄付によって捻出しようと、意図して創られたNPO法人です。これまでに125人の子供さんの目が見えるようになったとのことです。

理事長は竹内昌彦先生です。先生も全盲です。
1945年、お父様の赴任先である中国天津で生まれ、終戦を迎え、日本に引き揚げてこられました。その船中、肺炎を患い瀕死の状態で帰国、その高熱が原因でほとんどの視力を失い、その後完全に失明。 

東京パラリンピックで金メダルを取られた後、盲学校の教師となられ結婚。そして長男誕生。しかし、長男は重度の脳性小児マヒに侵されており、7年後には余りにも早い別れ。岡山盲学校で教師を務める傍ら、「いじめ」や「命の大切さ」をテーマに講演活動を続けられ、
その後20年でなんと2000回。私も今から30年程前、岡山ももたろうL.C主催で、先生の講演会を企画させていただいたのが最初の出会いでした。

そうした収益金や寄付金などを基に、2011年にモンゴルに盲学校を設立、また2015年にはキルギスにも設立し、発展途上国の目の見えない人々の自立支援に携わってこられました。ある時、その盲学校に入学希望する全盲の子供たちの中に、手術すれば治り、目が見えるようになる子どもたちがたくさんいることに氣づき、手術費用を集めるために「ヒカリカナタ募金」を設立されました。

今まで125人が手術を行い、目が見えるようになりました。手術すれば目は見えるようになるのに、その手術代がないのです。
しかも、程度の差はあるものの、手術にかかる費用は日本円で1人3万円前後です。手術すれば治るのにその子も辛いでしょうが、その子供さんに寄り添うご両親は一層辛い思いをされていることでしょう。

愛する我が子のために、手術代を用意することができない。どんなに悲しく辛かったことかと思います。




125人のうち一人、ミャンマーのヤンゴン国立眼科病院で手術をし、目の見えるようになったピピ君(8才)影像がHPにあります。

手術が終わりその翌日、目を覆っている厚い包帯が取り除かれます。「こわいこわい」と目をなかなか開けないピピ君。
「目を開けてごらん」と促されやっと目を開けます。
医師が手を拡げ何本?と問いかけます。ピピ君は「5本」とはっきり答えます。その傍らで、心より喜び抱きついてゆく老婆の姿がありました。なんとも感動的なシーンです。

老婆は言います。
「この子の目が見えないと分かった時、この子より先に死ねないと思いました。私が死んだら誰がこの子を守ってくれるのかと。この子に将来の希望が持てました。こんな日が来るなんて」と満面の笑みです。

3万円の浄財は、この少年の目を見えるようにしただけではありません。この少年やそれを取り巻く多くの人々を絶望から希望へと導いたのです。3万円は決して少額ではありません。しかし、今の日本の人々の3万円とモンゴルやキルボス、ミャンマーの人々の3万円とは大きく違います。どうか、少し生活を切り詰め、ほんの少し節約いただき、厚かましく振替用紙を同封していますが、ヒカリカナタ募金への御寄附をお願い申し上げます。


「ヒカリ届けよう 遥かカナタまで」






代表社員 前原 幸夫
posted by 前原幸夫 at 16:19| 今月の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする