2023年12月01日

今月の言葉!「千錬万鍛」

「千錬万鍛」
 
  コロナ禍も少し和らぎ、平穏無事な日々が来ると思いきや、中小企業を取り巻く経営環境はコロナ禍の時以上に厳しくなっているように感じます。
 コロナ融資の返済が始まり、人手不足、働き方改革による人件費の高騰、ガソリン・電氣代はたまた水道代をはじめ物流費、会食費等全ての価格が上昇。
それに引き換え、売上の売価upの遅々として進まない現状。どれを見てもコロナ前に戻るどころか、コロナ禍に輪をかけて厳しさが増しています。
 「八起会」という会があります。七転八起、だるまさんの世界です。
もう40年近く前、故野口誠一氏により創られた会です。野口氏は玩具メーカーを創業。年商12億円を挙げ、業績が伸びていたにもかかわらず、ドルショックと放漫経営により会社を倒産させてしまいます。これにより自宅をはじめ全財産を処分し塗炭(とたん)の苦しみを味わいます。
 その後「八起会」を設立し、自らの経験を元に「失敗者に学べ」と経営者の相談相手、講演会を数多くこなし、平成28年 85歳でお亡くなりになりました。
 「八起会」には「八起五則」というものがあります。

早起き  笑顔  素直  感謝  いい出会い
 
 会社を潰した野口氏の、会社を潰さないための遺言です。
経営の目的は会社を潰さないことだと野口氏は言います。もっと言えば会社を潰すのは経営者だから。経営者自身が潰れないことです。
 野口氏は、年商150万円の会社を年商12億円にまでにして、マラソン・水泳などで体を鍛え、働いて、働いてお金も貯め、でも潰れました。
なぜか、野口氏は言います。「心が貧乏だったから」と。お金と体と心のバランスが悪かったから潰れた。と。

 その心を鍛えるために一番良いのが早起きです。
もう少し寝たい。もう少し・・・という自分に対する甘えを断ち、朝起きる。毎日のことですから自然と鍛えられます。また朝早く起きる為には夜早く寝ることも大切。生活のリズム・習慣も自ずと変わり良化してゆきます。
 どんな時でも(苦しく辛い時でも)笑顔を絶やさない。
明るい笑顔は、人間関係を円滑にします。暗く汚い場所には蛾やハエしか来ません。春の陽の明るく美しい花には蝶々が飛んできます。
 間違っていたら、まずかったらすぐ改める素直さ。
人間は神様ではありません。神様は完全でも人間は不完全。失敗も過ちも起こします。
しかし、それを反省し糧とし、そこから出直し完全になろうと努力することこそが大切。
 自分一人では何もできないことを自覚し、全てに感謝です。
自分を産み育ててくれた両親・祖先。温かな家庭を築いてくれる家族。自分を支えてくれる社員・友人・お客様、そして全ての人々。すべての物、すべての事象に心からの感謝を惜しまないことです。この感謝の心がゆくゆくは自らに戻ってきます。皆から「ありがとう」を言ってもらえる人に。
 そして最後はいい出会いです。
良い習慣にはいい人格を創り、良い人格はいい出会いを呼び込み、良い出会いはいい運命を引き寄せます。人生は出会いによって変わります。お金と体と心のバランスの良い鍛錬によって必ずいい出会いが待っています。
 人に笑顔を振りまけば振りまくほど、人に感謝すればするほど、その信頼や感謝がやまびこのように自分に戻ってきます。
 厳しい時代であるからこそ、倒産を体験した野口氏の遺言を、今生かしたいものです。
「会社が潰れるのは 経営者の心が潰れるから」


代表社員 前原 幸夫
posted by 前原幸夫 at 00:00| 今月の言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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